162 斑猫 ハンメウ

メノコツチハンミョウ シナモン色のミズナラの葉の上に光るものを見つけ、眼を近づけて見たらなんとメノコツチハンミョウ。10月の中島探索会では毎年出会っていたが。カンタリジンという強い成分を持ち、昔から「斑猫」の名で漢方の世界では隠然たる幅を利かせていた。だが分類上のハンミョウは全く別のグループで薬効はなく、成分と名に混乱がある。かつて日本薬局方にも載っていた薬品で、朝鮮王朝時代劇ではストーリーを進めるキーポイントの毒薬として幾度か登場した。