969 冬に抗う・カシワ

カシワ道央自動車道の伊達インター近く、牧草地なのだろうか、その中にひときわ目立つカシワの樹があった。カシワは冬季葉を落とさない。葉を付けたまま北西からの寒風に耐え春を待つ。コナラ属(Quercus )、とりわけカシワの葉の離層の形成が遅く、維管束が秋以降も活動しているからだという。そう言えばミズナラの落葉も遅い。この樹ともう一度、雪原の中で出会うのが楽しみだ。