836 新山ドーム

新山ドーム雪雲が矢継ぎ早にやってきて、昭和新山は雪催い。カラマツの透けた枝の向こうにメル尖った溶岩塔の噴気も地肌にへばりついている。新山のドームは場所によって形が違う。ここは湖畔からドンコロ山スコリア丘に抜ける途中の沢筋。次の春まで、どんな冬になるのか、誰も予想できない。自然との付き合い方は成り行きに従うだけ。