785 イワガラミ

イワガラミ有珠山山頂駅へのロープウエィから下を見ると、深い落葉樹林の樹冠を覗ける。幾度もの噴火と降灰を経て現在に辿りついた森だ。樹高はいずれも15mを超えている。100年位とも見えるドロノキ大王も寿命に達し、大風を受けて大往生した。ホウノキ、ハリギリなどの大木の樹冠を真上から見るのは愉快痛快この上もない。大木をよじ登り、わずかな陽光を得ようとする純白のイワガラミの、一途で強かな矜持を垣間見た。