597 塒(ねぐら)へ

ハクチョウ暗い雪雲から寒風と一緒に雪が吹き付けている。陽矢が黒い海に映るのを撮っていたら、突然、五羽のハクチョウが画面に飛び込んできた。

きょう一日、厳しかったのか充実があったのか、ひたすらに塒に向う。鳴き交わす声もなく低く飛んでいる。行く先は長流川の河口か有珠の入江。