531  浮かぶ砦

昭和新山三松正夫の「昭和新山生成日記」昭和20年(1945年)9月20日に、「屋根山、溶岩塔を測定器にて観測したところ変化なく、常時あった崖崩れも地震も感じない」「長流川への押し出しもピタリと止まって、拠って活動は停止状態になったと判断」とある。新山誕生70周年。正夫が夢見た「自然のままを後世に伝える」思いはジオパークとなり、雨雲の上のドーム頂上は正夫の砦に見える。