420  70歳の風貌

昭和新山ドーム山頂部の溶岩ドームを残して昭和新山は屋根山全体が緑の植生に覆われている。1944年に噴火が始まって大地が隆起してできた山である。画像でのドーム右側の灰色がかった部分は推状したデイサイト質の熔岩。頂上の臙脂色の三角部分は押し上げられて天然煉瓦化したもとの土壌で、河原の丸石が含まれる。手前の緑の中に白っぽく見える部分は11万2000~11万5000年前に噴火した洞爺湖カルデラの噴火堆積物が押し上げられたものである。