231 コケのはな

コスギゴケ蘚類とは分かっていた、スギゴケとは推測できていた。やっとわかったのがコスギゴケ。銀色のペパーミントグリーンの蒴(胞子囊)と蒲色の蒴柄。洒落た色使いの根元には雄花盤が見える。長年の課題が解決した。有珠山山頂に近く、1977噴火の後、数年かけて隆起した有珠新山の背面、広範囲にこのコケの群落があって、そこにはヒカゲノカズラ、マンネンスギ、アスヒカズラなどのシダが共に生育する。