160 黄金色の冬仕度

黄金色の 昭和新山の屋根山の斜面のカラマツの疎林。針葉樹はトドマツ、白い幹は早くに葉を落としたドロノキと、シラカバ、ハンノキ類。斜光を受け黄金色が眩しい。昭和新山の噴火後70年近くたって、これだけの森が出来上がった。無生物の火山灰の中から生育した炎のような命の輝きは、自然の持つ破壊と創造の力の証し。まばゆい光芒はここ一週間で色あせ、冬の眠りに就く。