127 秋めいて

昭和新山 長かった暑い夏も、景色の中ではやっと秋の気配。昭和新山の煉瓦色のドーム下の屋根山には葉を落としたドロノキが浮き立つように良く見える。パイオニアツリーとして発芽し、60年経った今、一抱えもある大木に育った。無から始まって60年経った森は三松正夫の遺志のままにいよいよ深く、そして着実に遷移の道をたどっている。粗い火山灰の混じった手前の畑はハナマメの適地だ。隣の畑ではアズキが見事に実った。どちらも壮瞥町自慢の逸品。