426  気温が下がると

昭和新山ドーム秋も深くなって黄葉となる少し前、気温が下がると昭和新山ドームの蒸気がよく目立つ。当然のことながら、湿度が高く気温が低いほど水蒸気は目につく。そしてこのドームの表面は溶岩の熱で焼かれた天然煉瓦だから、雨の後はひとしお赤く見える。実際に煉瓦工場での焼成過程で800℃位で作った吸水性のある土器質煉瓦は多孔質でこの山の色だ。このデイサイト質の溶岩ドームが70年前推上した時の温度は900度から1000度程度だったという。