91 幕の下りないエピローグ

有珠山火口群 有珠山の南外輪を歩いた。ホウノキの若葉の向こうに1977-78山頂噴火の 火口群が見える。12000mに達した大噴煙を立ち上げたのは、写真奥の小有珠の手前にできた今は無くなってしまった火口。その後の一連の噴火で手前の銀沼火口群が誕生した。もっとも激しく見える噴気はI(アイ)火口で300℃近くもあり、35年前の噴火の余勢をかってまだまだ地殻のエネルギーを誇示しているようだ。エピローグの幕はまだ下りてはいない。