70 大伽藍

凝灰岩の崖 室蘭絵鞆半島の所々、イタンキ、トッカリショ、タンネシラル、チヌイェピラなどにこの白い断崖が顔を出す。新第3紀中新世に海底火山から噴出した堆積物で、成層の灰白色の部分は凝灰岩、灰色は安山岩の砕屑層だという(北海道地質百選・田近氏)。帯状の黒っぽい部分は火砕岩塊だが、詳細は不明だ。この崖はまだ人の手がついてはおらずウミウたちの聖域となっている。