36 地中のガラス

黒曜石 豊浦町のトンネル工事現場から出た黒曜石をいただいた。アメ色のガラス質だ。数km離れた豊泉川の河床からは、昔から黒曜石の亜角礫が産出され、縄文時代の石器の材料として使われていたという。洞爺湖火砕流起源として地下で繋がっているのだろう。構成微量成分の組成差で産地が特定されるので、石器の原材料としての流通経路を判読する格好の資料でもある。