753 大有珠ドームの赤レンガ

大有珠溶岩円頂丘有珠山火口展望台からドームを見上げると赤土がへばり付いているように見える。これは1853年の噴火でせりあがった高温の溶岩上で粘土や土壌が焼かれ昭和新山のように煉瓦化したという。地質図幅説明書によると、この噴火で一面に赤くひかる大有珠溶岩円頂丘(アシリヌプリ・新山の意)が現れたとある。二年後に描かれた大有珠の噴気が描かれた長沢盛至のスケッチも載っている。