396  湖畔のハマナス

ハマナス北海道の海岸に多い野生種のバラ。洞爺湖畔のものは植栽によると思われるが、北の湖の風情によく映る。東アジアが分布の中心で、朝鮮半島、サハリン、カムチャツカ半島にも自生するという。強い野性味のある香りと頑強さでバラ類の品種改良に使われるが、欠点は枝の棘の多さで、切り取って飾ろうにも摘まむ隙間もない。その辺りがこの花の魅力と生き残る武器なのであろう